ナガサキアゲハはを初めて写真に収めました。尾が無くとても美しい蝶です。
しかし、茨城県つくばみらい市を拠点とするちょうちょ会としてはよろこんでいられません。
本来、ナガサキアゲハは近畿以南に生息する南方系の蝶であり、北関東で見つかるということは気温が上昇していることを意味します。
2007年ごろに茨城県南で目撃情報があってからどんどん生息域を北に広げているようです。
ナガサキアゲハは蝶の中でも地球温暖化の指標種ともされています。本来ならば南方に旅行に行ったときに出会えるくらいが望ましいのでしょう。
本種に出会えるととてもうれしい反面、複雑な気持ちになります。
温暖化が止まらずに気候変動が常態化したら歴史や教科書、図鑑や市場などさまざまなものが変わりますね。