鵺が出てきそうな鵺的な空です。
鵺とは頭がサルで体がタヌキ、手足がトラで尻尾がヘビで恐ろしい声で鳴くという海外の怪物キマイラのような伝説上の生物及び妖怪です。
転じてつかみどころが無くどちらともいえないもの、怪しげで得体の知れないものや様子を表す言葉になりました。
昔見た妖怪を記した書物に『死者を入れる桶を埋葬せずに放置していると鵺が来て死体を食い荒らし攫っていく』と書かれていた記憶があります。そのため早めに埋葬するようになったとか。
今では鵺の恐ろしい声の招待は鳥のトリツグミの鳴き声ではないかといわれていますが、本当のところはどうだったのでしょうか。
また、源頼政よって鵺が退治されたという伝説もあります。
妖怪伝説と野生生物や気象条件や昔の知恵とは少なくとも関係性がありそうです。